UGM-27 ポラリス
UGM-27 ポラリス(Polaris)は、アメリカが開発した
潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)です。
1950年代後半に開発され、1960年に運用が開始されま
した。
ポラリスはアメリカ海軍の原子力潜水艦(SSBN)に
搭載され、冷戦期の核抑止力の重要な一翼を担いました。
このミサイルは、固体燃料を使用した2段式ロケットで、
核弾頭を搭載していました。
1961年から1996年まで運用され、アメリカ海軍や
イギリス海軍で使用されました。
ポラリスは、潜水艦から発射可能な初の戦略弾道
ミサイルとして、アメリカの核抑止力の一翼を
担いました。
初期型のA1から、射程や性能が向上したA2、A3型へと
進化し、最終的には後継のポセイドンやトライデント
ミサイルに置き換えられました。
興味深いのは、このミサイルの開発過程で、PERT法
(プロジェクト管理技法)が初めて大規模に導入された
ことです。
これにより、複雑なプロジェクトの管理が効率化
されました.
●概要
開発:ロッキード社(現在のロッキード・マーティン)
用途:潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)
弾頭:核弾頭
推進方式:2段式固体燃料ロケット
●開発の背景と目的
ポラリスは、アメリカ海軍がソビエト連邦に対する
核抑止力として開発した兵器です。
潜水艦発射という特性から、高い秘匿性と生存性を
持ち、報復攻撃能力の中核を担いました。
●技術的特徴
固体燃料ロケット: ポラリスは、それまでのSLBMが
液体燃料ロケットを使用していたのに対し、固体燃料
ロケットを採用しました。
これにより、即応性と信頼性が向上しました。
慣性誘導装置: 慣性誘導装置により、発射後のコース
を自律的に制御し、目標に到達する精度を高めました。
●運用
ポラリスは、アメリカ海軍の原子力潜水艦に搭載され、
広範囲な海域に展開しました。
これにより、アメリカはソ連に対して、より柔軟かつ
確実な核攻撃能力を保持することが可能となりました。
●後継ミサイル
ポラリスは、ポセイドンミサイル、トライデント
ミサイルへと発展し、アメリカのSLBM戦力はさらに
強化されました。
UGM-27 ポラリスは、冷戦期の核戦略において、
アメリカの重要な戦力であり、その後のSLBM開発
に大きな影響を与えたミサイルです。
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