MIM-46 マウラー
MIM-46 マウラー(Mauler)は、アメリカのジェネラル・
ダイナミクス社が開発していた短距離防空ミサイル・
システムです。
ボフォース 60口径40mm機関砲を補完・代替する野戦防空
兵器としてアメリカ陸軍が期待していましたが、開発の
遅延やコストの上昇により、1965年に計画は中止されま
した。
冷戦期の脅威に対応するために設計されたものの、技術的
課題とコストの高騰により実戦配備されることなく開発
中止となった、いわば“幻の兵器”です。
●主な特徴
誘導方式:セミアクティブ・レーダー・ホーミング(SARH)
推進方式:固体燃料ロケット
最大速度:マッハ3.0(約1,006 m/s)
射程:約7.5 km
射高:約6,100 m
弾頭:HE破片効果(約8.6 kg)
●システム構成
M113装甲兵員輸送車をベースにした自走式発射機を構想
ミサイルは12発搭載可能で、レーダーと火器管制装置を
一体化
1両で完結する防空ユニットとして設計されていました
●なぜ中止されたのか?
開発の遅延
技術的な複雑さ(特にレーダー誘導と多目標同時対処)
コストの増加
他の兵器(MIM-72 チャパレルなど)への移行
この兵器は、もし完成していれば冷戦期のソ連や中国
の航空機に対して強力な防空力を提供していた可能性
があります。
今では軍事史の中で語られる“未完のプロジェクト”
の一つです
●システムの概要は以下の通りです。
種類: 短距離防空ミサイル(SHORADミサイル)
製造国: アメリカ合衆国
ミサイル諸元:
直径: 14 cm
全長: 196 cm
重量: 51.3 kg
弾頭: HE破片効果(重量8.6 kg)
射程: 7.5 km
飛翔速度: マッハ3.0(1,006 m/s)
誘導方式: セミアクティブ・レーダー・ホーミング
発射機: M113装甲兵員輸送車をベースとした自走式
発射機に、武器システムを搭載する構想でした。
MIM-46の開発中止後、アメリカ陸軍は後継として、
より高性能な防空ミサイルシステムの開発を進める
ことになります。
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