カサブランカ級空母
カサブランカ級空母は、第二次世界大戦中にアメリカ海軍
が大量建造した護衛空母で、通称「週刊空母」と呼ばれる
ほど驚異的なペースで建造された艦級です。
第二次世界大戦期にアメリカ海軍が大量建造した 護衛空母
(CVE) のクラスで、史上もっとも多く建造された空母級と
して知られています。
●■ 基本概要
艦種:護衛空母(CVE)
建造数:50隻
→ アメリカ空母の中で最多。
建造期間:1942〜1944年
建造所:カイザー造船所(カリフォルニア州バンクーバー)
排水量:標準約7,800トン、満載約10,900トン
全長:156.1 m
速力:19ノット前後
→ 艦隊空母に比べるとかなり遅い。
搭載機数:28〜30機程度(F4F/F6F、TBF/TBM、SBDなど)
■ 特徴
● 大量建造を目的とした標準化設計
戦争後半の輸送船護衛・上陸作戦支援の需要に応じるため、
溶接構造・プレハブ工法で高速大量生産が可能にされた
設計でした。
● 役割
船団護衛(対潜哨戒、空襲防止)
上陸作戦の近接航空支援(CAS)
パイロットの訓練任務
補給空母として前線への航空機輸送
特にレイテ沖海戦では、タフィ編隊(タフィ1・2・3)が
日本艦隊と交戦し、護衛空母ながら非常に重要な戦果を
挙げました。
■ 主な艦
数が多いので代表的な艦のみ:
CVE-73 ギャンビア・ベイ
→ レイテ沖海戦(サマール沖海戦)で日本戦艦部隊に撃沈
された唯一の米空母として有名。
CVE-63 カサブランカ(級名のネームシップ)
CVE-65 キアサージ
→ 戦後、大型空母に改装され「CV-33 キアサージ」に艦名
が再使用される(CVE版は異なる艦)。
CVE-80 ギルバート・アイランズ
■ 評価
カサブランカ級は小型で脆弱でしたが、
建造の早さ
数で戦況を支える戦略
護衛空母としての柔軟性
が高く評価され、太平洋の制海権確保に大きく寄与
しました。
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