コンコルドはどのようにして墜落したか
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コンコルドは、イギリスとフランスとの共同で開発
された超音速旅客機です。
コンコルドの初飛行は、1969年3月1日です。
合計で20機が製造されました。
戦闘機の場合は瞬間的にマッハ2を突破する機体も
あります。
しかし、超音速旅客機の場合は、巡航で絶えず
超音速の状態を維持する必要があります。
コンコルドは、高度が最大で6万フィートもの
成層圏に達します。
これは、普通の旅客機の飛行高度の2倍もの
高度になります。
ただ、コンコルドは、航続距離が短いために
大西洋はノンストップで飛び越せたとしても
太平洋間をノンストップで飛行するためには
途中で空中給油が必要になります。
コンコルドは、2000年7月25日にフランス・パリの
シャルル・ド・ゴール空港から離陸しました。
そのときの機内のほとんどは、ドイツ人の乗客
でした。
コンコルドが離陸して、時速323kmに到達した
ときに、後部から黒煙が発生しているのが
管制塔で目撃されました。
その時点から、着陸するには、滑走路が残すとこ
2kmしかなかったために不可能でした。
操縦席からでは、その黒煙を確認することが
できなかったため管制塔からパイロットに
伝えられました。
離陸から2分後にドゴール空港から1kmほど離れた
場所に墜落しました。
この墜落事故で、乗員9名、乗客1100名と
墜落現場にいた4名が死亡しました。
事故の原因は、まづ、離陸滑走中に破裂したタイヤの
破片が主翼下面に衝突したことによって、内部の
燃料タンクが破壊しました。
この破壊により、燃料タンクから燃料が漏れて
何度も爆発したということです。
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