飛行艇US-2の事故機を運ぶ
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離水に失敗したUS2を岩国基地で搬送している
US-2は、新明和工業が開発した水陸両用の海洋における
救難を主な任務とした飛行艇です。
US-2 以前のUS-1 は、戦時中の四式飛行艇を基にして
開発された飛行艇でした。
しかし、US-1 は、海上自衛隊からは、離着水時の操縦性の改善
患者を輸送するための環境、洋上救難能力の改善や向上の要求
を出されていました。
このために、それらの要求を満たすために改良されたのが
US-2 です。
2014年4月28日に、US2は高知沖における訓練中に
離水に失敗しました。
この事故で死者は出なかったものの、乗員5人が軽傷を負って
機体は水没することになりました。
この水没事故の影響で、海上自衛隊の厚木基地における飛行艇の
緊急対応ができない状態が一時的に続いていました。
このため、事故原因が解明されるまでは、事故機と同型機のUS-2
の訓練が中止されることになりました。
これにより、ヘリコプターなどで救援任務を補うことに
なりました。
この US-2 による離水事故は、機長の操縦ミスが原因と言われて
いますが、事故直前にエンジンの1発が破損していたとのことです。
離水事故で水没した機体は、引き揚げられることになり、
海上自衛隊の岩国基地に陸揚げ搬送されました。
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