ライオンがハイナの子供を殺す
ライオンがハイナの子供を襲っても、ハイエナを
食べるわけではありません。
ハイエナの子供を殺すのが目的です。
ハイエナもライオンの子供を殺しているため、
ライオンの攻撃は、その報復のためだと言われて
います。
また、お互いにライバルになる前に、子供のうち
に殺しておくということにもなります。
あるとき、ハイエナの群れの中に、1頭のオスライオン
がやって来ました。
ライオンは、ゆっくり歩きながら来て、やがて、地面を
ほじくりまわしました。
土の中には、ハイエナの子供が隠れていて、ライオンは
すぐに噛み殺して、しばらくの間、ハイエナの子供を
口にくわえていました。
ハイエナの親らしきものが、それを見守っています。
しばらくして、ライオンは、やはり殺すのが目的で、
子供を食べることなくそこを立ち去りました。
その後には、猛禽類の鳥がやってきて、死んだハイエナの
子供を突いています。
しかし、ハイエナも負けてばかりはいません。
ハイエナの群れが多くいる場合は、ライオンに対して
威嚇したりします。
ハイエナは、成長した大人のライオンに全く勝ち目がない
ことを知っています。
だから、20頭以上の群れをつくって、ライオン目がけて
一挙に襲いかかろうとするのです。
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