ライオンがハイエナに囲まれる
ライオンは、一般的には、アフリカのサバンナにおける
食物連鎖の頂点にある百獣の王というイメージがあります。
一方のハイエナは、ハイエナは死肉をあさるサバンナの
掃除役というイメージがあります。
ハイエナはライオンと共存していながらも、実際は
ハイエナの方がライオンよりも狩りがうまいようです。
群れをなしたハイエナにライオンが襲われてしまうことも
よくあります。
ライオンが単独の場合には、ハイエナの集団に対しては
勝ち目がありません。
実際に、BBCの動物ドキュメンタリーの撮影班が、1匹の
ライオンが20匹以上のハイエナたちに囲まれて危機に
陥っている映像をカメラに捉えていまう。
1匹のライオンは若いオスであり、どうやら群れから
はぐれてしまったようです。
ライオンとハイエナは同じ地区に共存する天敵同志です。
ライオンの方が圧倒的に体が大きいために、ハイエナ数匹
では、1頭のライオンでも立ち向かおうとはしません。
ハイエナは群れで連携を取りながら獲物を追い込んで狩る
のがとても上手であるため、10頭近くの群れを作って
いれば、ライオンに攻撃をしかけます。
ここで、一匹だけでサバンナをうろついているライオンを
見かけて、ハイエナが続々と集まってきます。
ハイエナの群れはライオンの周りをぐるぐると回りだして
甲高い鳴き声をかけあいながら、追い詰めていきます。
もはや、ライオンの威嚇にも、ハイエナたちは動じること
なく、ついには、ライオンの後ろ足に噛みついてきました。
ここへ、もう一頭の別のオスのライオンが駆けつけて来た
ために、何とか囲まれたライオンは難を逃れました。
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