ワニがゾウに襲いかかる
川辺で象の集団が水を飲んでいるときに、ゾウの鼻先が
ワニに噛まれることがしばしばあります。
このとき、ワニはゾウの鼻先におもいきり噛みついて
きます。
ワニはかみついたままゾウから離れようとはしませんが、
通常はゾウが引き離してしまいます。
そして、何事もなかったかのようにその場を立ち去っていく
親子ゾウたちの姿があります。
アフリカ南部にあるザンビア共和国の多くの国立公園には
多様な野生動物が生息しています。
この地区で子ゾウがワニに急襲されることは珍しいことでは
ありません。
ワニが小象の鼻に襲いかかると、怒る狂った母親のゾウは、
ワニが動かなくなるまで攻撃を続けます。
体重が3トンもあるようなメスのゾウが、体長3メートル
ほどのワニを前足で踏み潰して、頭突きをしながら攻撃を
繰り返します。
そして、何度も自分の体重をかけてワニの上に乗り出して
次に、ワニの尻尾を鼻でつかんで、口でくわえて振り回し
たりします。
ゾウは、ワニが仰向けになってしまってからも、さらに攻撃
を止めず繰り出します。
そこで、ワニは致命傷を負ったか、その場で息絶えた可能性も
高いと言われます。
この一面を実際に観察した人は、ゾウの恐ろしさを知ったとの
ことです。
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