パトリオットミサイルの迎撃試験成功
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パトリオットミサイルは、MIM-14 ナイキ・ハーキュリーズの
後継として、アメリカ陸軍向けに開発した地対空ミサイル
システムです。
このパトリオットミサイルは、低高度から高高度までの広域の
防空用に適用されています。
最大で30kmの範囲を防衛することができます。
高速で侵攻してくる機動性の高い航空機を同時攻撃できるように
開発された地対空ミサイルです。
このミサイルは、湾岸戦争のときにおいて、イラク軍が発射した
スカッドミサイルを撃墜したことがあるため有名になりました。
湾岸戦争では、サウジアラビア、イスラエルなどに配備されて
いました。
しかし、このミサイルは、航空機を対象とした爆風と破片タイプ
の弾頭のため、目標を完全に破壊することはできませんでした。
そのため、弾道ミサイルが原形そのままで落下してきて、
破片が地上に降り注いでくる被害がありました。
アメリカ以外にも、同盟国など日本も含めて世界で10ヶ国以上で
運用されています。
パトリオットミサイルの発射システムは、基本的にはトレーラー
での移動式のシステムになっています。
パトリオットミサイルの構造は、4つ部分により構成されています。
先端はセラミック製のレドームになっていて、シーカーや
慣性航法装置などの誘導部分が内蔵されています。
この後方には、90kgの爆風・破片炸薬が内蔵されています。
さらに、その後方には、固体ロケットエンジンと飛行制御する
操舵翼があります。
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