北朝鮮の軍事力
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2021年9月9日に北朝鮮の建国73周年を祝う軍事パレード
が行われました。
パレードは、平壌の金日成広場で行なわれて、行進したのは
正規軍ではなくて、警察の軍事組織である社会安全軍と民間
防衛組織の労農赤衛軍でした。
北朝鮮のパレードは、半世紀で様相も変わり、寄せ集めという
印象を受けました。
パレードでは、多連装ロケット砲を牽引するトラクターとか
有事のときに消火活動に従事するとみられる消防車も登場して
います。
しかし、燃料も整備も不足している北朝鮮において、これらが
十分使いこなせるかは疑問です。
北朝鮮では、陸軍、海軍、空軍、弾道ミサイルを運用する戦略軍と
特殊部隊を統括する特殊作戦遂行の兵力により編成されています。
北朝鮮の兵員数は、世界的にも大規模であるが、通常兵器は
旧式装備が大半を占めていて、石油は主に中国からの輸入に
頼っています。
韓国の首都であるソウルを射程に収めるような長距離砲や
ロケット砲が用意されていて、即応体制を整えています。
2021年9月には、新型の長距離射程の巡航ミサイルの試射にも
成功しています。
この北朝鮮の巡航ミサイルの射程は1500kmとされていて、
日本列島をほぼ射程におさめることになっています。
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