T-32 戦車
T-32は、第二次世界大戦中にソ連で開発された重戦車です。
一般的に試作名称であるA-32として知られていて、有名な
T-34の原型となった戦車です。
スターリンの裁定でA-32が正式採用され、T-32として生産
されることになりました。
しかし、ノモンハン事件や冬戦争の戦訓により、もっと装甲
を強化する必要があるとして量産化は中止され、改良型の
A-34が後にT-34として採用されることになります。
T-32は、1937年にソ連の指導者スターリンを説得して別の
試作戦車を開発する許可を得て、コーシュキン技師が開発
しました。
T-32は、当時の戦車としては画期的な装甲を備えていました。
砲塔は25mmだった装甲厚が45mmに、車体前面は20mmが
45mmに、側面は20mmが40mmに、後面は10mmが40mm
と格段に強化され、被弾経始を取り入れました。
また、T-32は、当時としては強力な76.2mm砲を搭載して
いました。
この砲は、当時のドイツ軍の戦車を撃破するのに十分な威力
を持っていました。
しかし、T-32は、重量が重すぎたことと、機動性が低いこと
などの問題がありました。
そのため、量産されることはなく、わずか10両程度が製造
されただけで終了しました。。
しかし、T-32は、T-34の開発に大きな影響を与えることに
なります。
その後のT-34は、T-32の装甲や火力を踏襲し、ソ連軍の戦車
戦力の中心となる戦車となりました。
T-32重戦車の外形は、全長 9.296m 全幅 3.2m 全高 3.048m
重量 44.8ton です。
武装は、 7.62cmM1909砲L16.5、1,3.7cmM1930機関銃を装備
しています。
T-32は、第二次世界大戦の歴史において、重要な役割を
果たした戦車と言えるでしょう。
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