ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争は、1992年から1995年まで
ユーゴスラビアから独立したボスニア・ヘルツェゴビナで続いた
内戦です。
ボスニア・ヘルツェゴビナは、東ヨーロッパのバルカン半島
の北西部に位置する共和制の国家です。
ここは、旧ユーゴスラビアを構成している共和国の1つです。
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争において、3年半以上にわたる
全土での戦闘により、20万もの死者が出て、難民や避難民も
200万が発生しています。
この紛争において、女性に対するレイプなども行われて、
ヨーロッパでの第二次世界大戦後における最悪の紛争と
なりました。
チトーのカリスマで統制されていたユーゴが、崩壊して
社会主義が終わることによる、民族主義が台頭するように
なりました。
これにより、過去の恨みによって民族紛争が勃発することに
なりました。
1990年に入って、ボスニアで緊迫状態になってきました。
ボスニアの独立を目指すクロアチア人およびムスリム人
それと独立を反対するセルビア人の3勢力の間で戦闘が
行われるようになりました。
紛争は1995年の終わりごろに、アメリカによる強引な調停に
よって、パリにおいて首脳同士が和平調停に正式調印することで
終結しました。
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