ナチスのソ連への侵攻
独ソ戦は、ナチスドイツがソ連に侵攻し、第二次世界大戦中
の1941年から1945年にかけて、ナチス・ドイツを中心とする
枢軸国とソビエト連邦との間で戦われた戦争を指します。
大戦の当初はポーランドを共に占領していたドイツとソ連で
あったが、1941年6月22日に突然、ドイツがソ連に侵入して
来ました。
ドイツのソ連への侵攻は、1941年6月22日に開始された、
第二次世界大戦における最大の戦争でした。
ドイツとその同盟国は、バルト海から黒海に至る長大な戦線で
ソ連に侵攻し、ソ連西部国境地帯に配置された赤軍諸部隊を
たちまち撃破しました。
ドイツ軍の進撃はめざましく、各地でソ連軍を包囲撃滅しつつ、
ミンスク、スモレンスクなどの要衝を占領し、北では革命の
聖都であるレニングラード(現サンクトペテルブルク)に
迫りました。
1941年8月から9月にかけてはウクライナで機動戦を展開、
キエフ方面の防衛に当たっていたソ連軍45万余を撃滅しました。
しかし、10月以降、ソ連軍は反攻に転じ、冬の厳しい気候も
あってドイツ軍の進撃は停滞しました。
11月にはスターリングラード攻防戦が始まり、ドイツ軍は
1943年2月に敗北を喫しました。
これがドイツ軍の敗北の転機となりました。
ドイツのソ連侵攻は、第二次世界大戦の転換点となりました。
ソ連の勝利は、枢軸国側の敗北を決定づけました。
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