三原山の噴火
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1986年11月15日の午後5時過ぎに、大島火山
の三原山が、1974年から12年ぶりに噴火しました。
三原山の噴火は、最初は1950年から始まり、これまで
に、24年間、大小で断続的に続いてきました。
1974年6月の小噴火を最後に火山活動や噴煙活動の
火山に関する現象がまったくなくなり、このような静かな
状態が12年間も続いてきました。
今回の噴火は、三原山の1950年から36年の間隔を
おいた新たな噴火活動の始まりでした。
さらに、6日後には、三原山のカルデラ床と北の主成層火山
の山腹で割れ目の噴火が起きています。
今回の噴火は、突然として起きた噴火ではなく、あらかじめ
噴火を予測していました。
伊豆大島は、主に玄武岩の溶岩と火山灰、火山弾などの
火砕岩から成っている複成成層課火山です。
この日の夕方からは、山腹での大規模な割れ目噴火に様相が
変わっていました。
今回の噴火で、マグマのしぶきが溶岩噴泉となって噴き上がり、
湧き出る溶岩で火口内は溶岩湖と化しました。
湖面は徐々に上昇して火口からあふれあがって、11月19日
の朝には溶岩流が三原山北斜面を流れて下りました。
さらに3日後には、三原山北東斜面と外輪山北西斜面から割れ目
噴火が発生しました。
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