心不全の兆候
心不全の兆候を見極めておく
心不全とは、心臓で血液を送り出す機能が低下することにより
血液の循環が悪くなり、その結果として様々な悪い症状が
出てくる状態です。
心不全の兆候
心不全の初期の状態では、重いものを運んだり、
階段を上がったりするだけで、息切れをします。
心不全が悪化するにつれて、夜仰向けで寝たときに
咳が続けて出てきます。この場合、うつ伏せの状態に
変えると咳が一時的に止まります。
また、仰向けに寝ていると、急に息苦しくなって
目が覚めて飛び起きたりします。
さらに症状が悪化してくると、横になると息が苦しくなり、
この状態から体を起こせば、多少は楽になります。
血液の循環が悪くなると、顔や足がむくんできます。
また、腸や胃にもむくみが出ることによって、
食欲が落ちてくるようになります。
心不全は、急死につながる危険性もあります。
心不全には、急性心不全と慢性心不全があります。
急性心不全
急性心不全は、心臓の血液を送り出す機能が急激に低下して
短期間に悪い症状が現れてくることです。
急性心不全の兆候としては、
次のような症状が急に出てきます。
●夜寝るときに、激しく咳が出る。
●夜寝苦しくなって目が覚める。
●呼吸困難になる。
●胸の痛みを感じる。
●顔面が蒼白状態になる。
●足や顔のむくみが強くまる。
●意識が呆然とした状態になる。
慢性心不全
慢性心不全は、心臓の血液を送り出す機能が長期間も続いて
症状が現れてくるものです。
慢性心不全の兆候としては、次のような症状が
ゆっくりと出てきます。
●普段よりも疲れやすくなる。
●両手や両足が冷えてくる。
●呼吸困難になる。
●夜寝るときに、咳が出てくる。
●足や顔のむくみが出てくる。
慢性心不全の場合でも風邪などをひくと
それが原因で、急性心不全と同じような症状が出てきます。
心不全の検査
心不全の検査の検査には次のようなものがあります。
●血液検査
心不全の原因になる疾患の有無を調べたりします。
心不全により腎臓や肝臓などの臓器にも影響を及ぼすため
血液検査では、これらの臓器の状態も調べることができます。
●心臓超音波検査
超音波で、心臓の動きの状態を調べます。
超音波検査では、心臓が収縮したり、拡張したりする状態
詳細に知ることができます。
●心電図検査
不整脈とか、心臓の筋肉の厚さを調べることができます。
心不全の要注意の兆候
心不全とはどのようなものか
Sponsered Link「内臓の症状」カテゴリーの関連記事