イリオモテヤマネコ
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イリオモテヤマネコは原始的な形質を持っている
イリオモテヤマネコは、1965年に八重山列島の西表島で
発見されました。
同じネコ属の動物でも、原始的な形質を持っていたために、
発見当時は大きく取り上げられました。
イリオモテヤマネコの祖先は、約300万年前に大陸から西表島
などに広がっていったと考えられています。
イリオモテヤマネコの体長は、オスで60cm、メスで55cm
ほどの大きさです。
普通のネコに比べて、胴が長くて、4本の脚は太く短くなって
います。
イリオモテヤマネコは、夜行性であり、薄明かるいときから活動
を始めて、昼間は岩穴や樹洞などで休んでいます。
食べ物は、哺乳類、両生類、鳥類、は虫類、魚類、甲殻類など
様々な動物を1日に500グラム程度捕食しています。
本来のヤメネコ類のエサは、ネズミ類やウサギなどの小型哺乳類が
主要なのですが、西表島にはネズミ類やウサギなどが生息して
いません。
また、イリオモテヤマネコと争うような他の肉食哺乳類は生息して
いないため、あらゆる動物を捕食することができるのです。
捕食する獲物の中では、鳥類の中でも水鳥を最も多く捕食している
ようです。
12月~3月の繁殖期には、オスとメスは常時行動を共にしていて、
この間に妊娠をすると考えられています。
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