マヌルネコ
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マヌルネコは、別名モウコヤマネコとも呼ばれ、イラン、インド
アフガニスタン、中国、ネパール、パキスタン、ブータンなどに
生息している哺乳綱食肉目ネコ科に属する動物です。
体長は60cm前後で、体重は5kgほどで、体毛が長くて高密度に
生えているので、丸々と太った体型に見えます。
このような厚い毛が生えているおかげで、雪や凍った地面でも
腹ばいになっても寒さを感じません。
マヌルネコのマヌルという語はモンゴル語の一種であり、小さい
野生ネコというような意味です。
マヌルネコは中央アジア周辺の、乾燥した樹木のない高地の岩場
とか、平坦な草原に生息していて、ネコ科の動物の中では最も
古い種のネコになります。
マヌルネコは、毛皮として狩猟される場合もあり、モンゴルや
ロシアでは、薬用として用いられる場合もあります。
マヌルネコは、感染症によって死亡することが多いために、
人間が飼育するのは難しいとされています。
マヌルネコが生息している場所は高地のために、病原菌が少なく
人間に変われていなければ、感染せにそのまま存続できます。
日本では、2016年に2歳のオスのマヌルネコの1匹が埼玉県の
こども動物自然公園に送り込まれています。
最近では、2021年3月に上野動物園で飼育されていたオスと
メスの間に子どもが生まれたことが確認されています。
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