横滑り方式の進水式
広告
進水するときは、こんなやり方で船を水の中に入れる。
進水式は造船台で組み立てられた新しい船舶を初めて水に
投入させる作業と儀式のことです。
通常は、この進水式と同じ時期に船の命名式が行われています。
船舶の建造には、設計から始まって、起工、進水、艤装、試験航海、
そして最後に引き渡しの工程になります。
ある程度、船体ができ上がった状態で、海に浮かべるのが進水です。
進水式が終わった段階で船内の艤装が始まることになり、それが
終了すると、竣工し船舶として完成します。
艦船を進水させる方法には、滑走進水、吊り下げ進水、パレット進水
のようなものがあります。
滑走進水は、昔から行われているような一般的な進水方式です。
これは、船台という斜めになった陸上の台の上に、船体を組み立てた
ものを、進水で海上に浮かべる方法です。
この作業は、滑走を開始してから浮き上がるまで約1分かかりますが
最も緊張しながら注意を払う瞬間です。
もしもこの段階で、船の製造工程で不手際があった場合には、転覆する
恐れもあります。
進水で、一旦滑り始めたら、途中で止めることはできません。
この滑走進水は、重力によって無理やりに進水させるのですが、小型の
造船所においては、このように重力にしたがって滑走させるのではなく、
ワイヤーで牽引しながら、少しづつ徐々に海面へと降ろしていくことも
あります。
Sponsered Link
「ハプニング動画を特選」カテゴリーの関連記事