ドーニャ・パス号沈没事故
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ドーニャ・パス号は、フィリピンの国内航路に就航していた
貨客船です。
1987年12月20日の夜中に、ドーニャ・パス号は、フィリピン
のミンドロ島とパナイ島の間のタブラス海峡において、小型
タンカーであるベクター号と衝突しました。
この衝突事故で、大火災となって両船の船ともに沈没して、
乗員は船から逃げ場をなくして、1500名以上の死者を
出し、史上最悪の海難事故と言われています。
当時、悪天候の中で、ドーニャ・パス号は定員をはるかに
上回る乗客と貨物を満載していて、レイテ島のタクロバン
からマニラへ向かう途中でした。
航行中の午後10時ころに、ベクター号と衝突し、火災と
なったのは、ほぼ瞬時の出来事であったようです。
ドニャ・パス号の方は、乗客が多くて、ベクター号は
1000トンものガソリンを積載しておりました。
このガソリンに引火したために、周囲の海面が一気に炎上し、
海に飛び込んだ人々を炎が呑み込んでいきました。
この船には、フィリピンの故郷に帰省する兵士が1000人ほど
乗船していたが、生き残ったのは、わづかの1名だけでした。
衝突の事故原因は、船の改造工事によって、重心が高くなって
いたことが考えられます。
また、積載量オーバーにより、機動性に欠けるドニャ・パス号
操船ミスではないかとも考えられています。
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