落雷事故
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雷の電流は、人や物体から飛び移ってきたり、地面から流れて
きたりすることがあります。
雷が人体に直撃すると、ほとんどの場合は大電流が体内を流れる
ため、死亡する可能性がひじょうに高くなります。
落雷の直撃を受けた物体や人からその落雷電流が別の物体や人に
飛び移ることを側撃と言います。
人体が側撃を受けるのは、木から人とか、人から人へと移る場合が
あります。
雨宿り中の木からの側撃は、直撃に次ぐ2番目に死亡率が高く
なっています。
雷は高いところに落ちやすいので、周りに何もないところでは
自分に落ちる可能性が高くなります。
落雷の電流が大気中で分岐して複数の場所に落ちることを分岐放電
と言います。
分岐放電が起きると、一度に複数の死傷者を出す危険性があります。
落雷地点の近くにいるとき、地面を流れる電流の一部が人体にも
流れる現象を歩幅電圧と言います。
歩幅電圧が生じたときは、心臓に電気が流れる場合もありますが、
ほとんどはしびれを感じる程度で死亡率はかなり低くなっています。
日本での毎年の落雷被害者数は、平均約20人で、そのうち死亡者
が約13人だから、死亡率は約70%になります。
落雷に当たる確率は、100万分の1と言われていて、世界での
年間被害者数は1000人ほどです。
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