クラスター爆弾の実演
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クラスター爆弾がパラシュートで投下され そこから無数の子爆弾が飛び散っていきます。 クラスター爆弾は、コンテナーに数個から数百個の子爆弾が 入っていて、これらが一斉にばらまかれる爆弾です。 コンテナーは、航空機から投下されたり、地上からの大砲や ロケットで発射されたりします。 投下の後に空中で破裂することによって子弾が散布されて、 多数の破片の爆発を引き起こすことになります。 子爆弾は全方向に散らばってばらまかれるため 物を破壊するよりも、人を殺傷するのが目的です。 これまでのこのクラスター爆弾投下においては、 犠牲者の98%が民間人であると言われています。 子爆弾の中には、不発弾となるものもあるため、 この不発の状態で平地などにばらまかれると 地雷のように地上に残されるため、非常に危険です。 特に、柔らかい地面の上に落下すると、爆発せずに 不発弾になる確率が高くなります。 対戦車用のクラスター爆弾の場合は、爆発に指向性があるため 弾頭部が下を向くようにパラシュートで落下の姿勢を調整して います。 個々の子弾は威力が小さいため、森林や市街地のような遮蔽物 が多いような地域ではほとんど効果を発揮しないことに なります。 不発弾の問題もあるため、今後は、使用も控えるように しています。
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