自衛隊がレールガンを開発
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2022年1月現在、防衛省は電磁力により弾丸を高速で発射する
レールガンの開発を本格化させようとしています。
これは、マッハ5以上で飛翔するミサイルを迎撃することを目的
として、同時に、対艦攻撃用にも使われます。
レールガンは、火薬を使って弾丸を撃ち出すのではなく、レールを
砲身の中に取り付けて、このレールに電気を流すことで生じる電磁力
を使って、弾丸を撃ちだす装置です。
防衛省側におけるこのレールガンの発射実験においては、マッハ7
の高速飛翔に成功していて、連射での発射も可能になっています。
当初の実用的な配備については、このレールガンを艦艇や車両へ搭載
することを計画しています。
もしも、実際に運用する場合は、必要な大容量の電源装置の小型化が
課題となります。
弾丸が発射するときの高熱に耐えられるレールの素材の選定も重要に
なってきます。
また、弾丸が飛翔するときの安定性についても実験により、確保して
いく必要があります。
レールガンについては、アメリカ軍ではすでに10年以上も開発を
進めているが、まだ実用化のレベルには達していません。
中国や北朝鮮では変則的に飛翔するミサイルを開発中であり、もしも
この種のミサイルが完成すると、日本の従来のミサイル防空システム
では迎撃が難しくなってきます。
このため、防衛省でレールガンの開発に着手するのは当然のことになる
でしょう。
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