韓国の地対空ミサイル
韓国は自国の防衛の一環として、さまざまな地対空
ミサイルシステムを開発・運用しています。
韓国は、地対空ミサイルシステムを配備して領空を
防御しています。
これらのシステムには、短距離、中距離、長距離の
ミサイルが含まれます。
●長距離
KM-SAM:
KM-SAMは、韓国で開発・製造された長距離地対空
ミサイルシステムです。
このシステムは、高度40,000メートル以下、射程距離
150キロメートル以内の航空機を撃墜するように設計
されています。
KM-SAMは、2017年に韓国軍に配備されました。
●中距離
MIM-23 Hawk:
MIM-23 Hawkは、アメリカ合衆国で開発・製造された
中距離地対空ミサイルシステムです。
このシステムは、高度18,000メートル以下、射程距離
40キロメートル以内の航空機を撃墜するように設計
されています。
MIM-23 Hawkは、1960年代から韓国軍で使用されて
います。
●短距離
K-30 Biho:
K-30 Bihoは、韓国で開発・製造された短距離地対空
ミサイル(SAM)システムです。
このシステムは、高度3,000メートル以下、射程距離
6キロメートル以内の低空飛行目標を撃墜するように
設計されています。
K-30 Bihoは、1998年に韓国軍に配備されました。
神弓(KP-SAM)は、韓国が開発した携帯式防空ミサイル
システムです。
このミサイルは、韓国軍で使用されていたレッドアイや
ミストラルを更新するために1995年から開発が始まり
ました。
神弓は、肩に担いでの「肩撃ち」ではなく、原則として
三脚に載せた状態で射撃が行われます。
射撃手は三脚の椅子に座って照準器を覗き込みます。
また、夜間照準器や敵味方識別装置も装備されており、
ミストラルよりも約6kg軽量です。
直接迎撃機能と近接信管を備えており、命中率はフランス
のミストラルと同じレベルで90%台を誇ります。
試験にかかわった国防科学研究所は、7km先から3.5mの高度を
毎秒697.5mで飛行する目標に命中させたとしています。
これらのシステムは、韓国の国防産業の発展と共に、軍事技術
の向上とともに発展しています。
また、韓国は米国との連携により、米国の地対空ミサイル
システムなども導入・運用しています。
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