北朝鮮のICBMの現状
北朝鮮は、近年、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を
活発化させており、その開発状況は国際社会の懸念事項と
なっています。
北朝鮮のICBMは、 射程が5500キロメートル以上ある長距離
弾道ミサイルでs。
この射程の意味するところは、東西冷戦下で生まれた概念で、
米国の北東部から北極海を越えて旧ソ連(現ロシア)に届くまで
の距離が約5500キロメートルだったことにちなんでいます。
北朝鮮は、2023年12月18日には、新型の固体燃料式ICBM「火星18」
を発射し、約950km飛行した後、日本のEEZ内に落下しました。
これは、北朝鮮が2017年11月に発射した火星15型以来、6年ぶりの
ICBM発射となりました。
●北朝鮮のICBMの現状
・北朝鮮は、これまで火星14型、火星15型、火星17型などのICBMを
発射実験してきました。
・これらのICBMの射程距離は、5,500kmから15,000kmと推定されて
います。
・北朝鮮は、固体燃料式ICBMの開発にも力を入れており、火星18型は
その成果の一つと考えられます。
。固体燃料式ICBMは、液体燃料式ICBMに比べて機動性が高く、
発射準備時間が短いため、より脅威度の高い兵器とされています。
北朝鮮は大型トラックを使ってICBMを輸送しており、経済制裁や
輸出規制を受けているにも関わらず、部品を入手できていること
が明らかです。
北朝鮮は、ICBMの射程距離を米国本土全域に届かせることを目標
としており、今後も開発を継続していくと予想されます。
北朝鮮が核弾頭搭載可能なICBMを開発・配備することは、東アジア
地域の安全保障環境に重大な影響を与える可能性があります。
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