プテラノドン
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空気力学的には性能の悪い翼型
プテラノドンは、中生代白亜紀後期(約8,930万 – 7,400万年前)
に生息していた翼竜の一種です。
プテラノドンの化石は、北アメリカのカンザス州、アラバマ州、
サウスダコタ州、ネブラスカ州、ワイオミング州でこれまでに
多くが発掘されています。
また、日本では北海道でもその翼竜の断片が見つかっています。
一般に最もよく知られている翼竜の一つであり、恐竜や翼竜を
テーマにした映画や漫画などにも多く登場してきます。
翼開長は最大で8メートルほどになり、揚力を稼き出すための
翼は羽毛ではなく皮膚と同じ組織でできている、膜状の翼です。
骨格は非常に軽量な構造体となっていて、20Kgほどしかない
と推定されます。
力強く羽ばたくために必要な筋肉量を付着させ得る骨表面の
スペースは通表の鳥類ほど多くはありません。
そのため、物を運ぶほどの力は無かったようで、映画に出てくる
人間をわしづかみに掴んでさらっていくようなことはできなかった
ようです。
多少は羽ばたいたと推測されるが、基本的には筋力をあまり使わず、
上昇気流に乗ってグライダーのように滑空したようです。
滑空飛行しながら海面に浮いてきた魚を見つけては、急降下して
嘴でくわえ取るような狩りをしていたようです。
航空力学的には、かなり性能の悪い翼型をしています。
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