朝鮮戦争
朝鮮戦争とは、大韓民国である韓国と朝鮮民主主義人民共和国
である北朝鮮の間で生じた朝鮮半島の主権争いを巡る国際紛争
である。
朝鮮半島の韓国と北朝鮮は、もともとはひとつの国であった。
1945年の第二次世界大戦の終結とともに日本が撤退する
ことになった。
その後、朝鮮半島の統治に乗り出したのが、連合国側のソ連と
アメリカである。
日本はポツダム宣言を受諾し連合国に降伏したことにより、
朝鮮は解放されたのであるが、平壌に進駐したソ連軍は
朝鮮半島の北部を占領した。
一方、朝鮮半島南部においては、アメリカ軍が仁川に上陸して
いた。
そして、北緯38度線を境にして、北側をソ連が、南側をアメリカが
統治することになった。
1950年6月25日に金日成率いる北朝鮮が、38度線を越えて
韓国に侵略を仕かけたことによって勃発したものである。
この朝鮮戦争はまだ終戦したわけではなく、休戦状態である。
まだ終戦状態ではないために、韓国や日本などの民間人に対する
拉致問題も未だに解決していない状態なのである。
約3年にわたって泥沼化したこの戦争において、死者は南北合わせて
500万人にものぼるといわれている。
市街は荒廃して、多くの戦争孤児が出るなど大混乱となった。
朝鮮戦争の航空戦
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