大波の中を航行
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追波を受けて大波の中を航行するときは、激しい縦揺れや横揺れ
からは解放されて、船がまっすぐに進み、安全だと思われがち
になります。
しかし、このようにして、これまでに無事に荒波の中をを航行
できたのは、載っている船の能力と船長の操船技術が優っていた
からだと思われます。
あるいは、偶然の幸運が続いた場合もあります。
実際に追波を受けると、船体は不安定な状態になり、船体が
波の下り面になったときには、サーフィン状態になり、操舵
を失うことになります。
大型客船の場合は、小型客船よりも船底が大きい分揺れが少なく
なります。
ほとんどのすべての大型客船においては、フィンスタビライザー
を搭載しています。
フィンスタビライザーとは、船の左右から出ている飛行機の翼
のような装置のことです。
船が港を離れていくと、このフィンスタビライザーが羽を広げる
ことによって船を安定させることができます。
向かってくる波の方向に合わせて角度も変化させることで、
揺れを打ち消すことができます。
だから、ほとんどの縦揺れは、このフィンスタビライザーで
打ち消してくれるのです。
フィンスタビライザーは、元来は三菱重工により開発された装置
であり、現在では多くのクルーズ客船や自衛艦、フェリーなどにも
搭載されています。
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