雪なだれのメカニズム
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雪なだれとは、斜面上に堆積している雪や氷の一部が
肉眼でも識別できるほどのスピードで滑り落ちる現象
を指します。
肉眼でも識別できるほどのスピードで滑り落ちる現象
を指します。
雪なだれは通常は
①積雪が崩れることにより動き始める動作
②そこで発生した雪なだれが流れる動作
②なだれで落ちた雪が堆積する動作
以上の順序で起きます。
山の斜面に積もっている雪は、重力により落下しようと
する力に対して、地面との摩擦力と雪粒同士が結合する力
によってつり合うことにより支えられています。
もしも、大雪が原因で積雪が落下する力が大きくなった
場合には、つり合いが崩れることにより、雪なだれが起きる
ことになります。
また、人間や動物が斜面を横切ることにより、雪粒同士の
結合力を弱まってしまうと、つり合いが破れて雪なだれ
が起きる原因になります。
さらに、動物の移動以外にも、日射により気温が上昇する
とか、雨により雪が融けた場合でも、地面との摩擦力や
雪粒同士の結合するやが弱くなることでで、雪なだれが
起きます。
2004年2月に、北海道十勝の国道脇で凍雨が原因の
雪なだれが起きました。
凍雨が原因による雪なだれはめづらしくて、凍った雨で
形成された新雪の層が不安定になったために雪なだれが
発生したと考えられます。
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