子供のいたづらによる墜落事故
広告
子供のいたづらによって航空機が墜落した事故があります。
アエロフロート航空593便墜落事故は、1994年3月24日
ロシアのアエロフロートのエアバスA310-304がシベリア上空で
墜落した航空事故です。
事故の発端は、交代機長の自分の子供を操縦席に座らせておき、
子供自身に操縦かんを操作させたことにあります。
593便は乗員が12名で乗客63名の計75名を乗せてモスクワ
のシェレメーチェヴォ国際空港を離陸して、香港の啓徳空港へ
向かう途上でした。
交代機長は、自分の2人の子供をこの国際便に搭乗させて
いました。2人の子供は16歳の息子と12歳の娘です。
コックピット内には、交代機長とその2人の子供と副操縦士と
非番パイロットの5名がいました。
交代機長は、オートパイロットの状態にした後は、子供達を
操縦席に座らせてしまったのです。もちろん、これは明らかな
規則違反です。
息子がいろいろと操縦かんや計器などを触っているうちに
誤動作を始めることになりました。
息子の操作によって、オートパイロットが部分的に解除されて
しまったのです。
この状態になっても、警報音は鳴らず誰も気付いていません
でした。
ここで、機体は45°の横傾斜を起こして、失速状態におちいり
ました。
そして、機体はきりもみ状態で急降下して、そのまま墜落しました。
Sponsered Link
「航空機事故」カテゴリーの関連記事