台湾列車のカーブでの脱線事故
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2018年10月21日に、台湾鉄路管理局の宜蘭線新馬駅と
蘇澳新駅間で列車脱線事故が起こり、乗客18名が
死亡し、215名が負傷しました。
列車定員372席に対して、当日の乗客は、366名
とほぼ満席状態でした。
列車は定刻より15分遅れていたために、冬山駅を通過
してからは、速度を通常よりも増していて、新馬駅に
入ってきました。
しかし、速度が規定よりも超過していために、プラツト
ホームのあるカーブ付近を曲がりきれずに脱線しました。
脱線した車両は、東部幹線を高速化するために導入した
ものであり、これは、日本車輌製造が製造したTEMU2007
の列車です。
この列車には、自動列車防護装置 (ATP) が搭載されて
いたが、事故当時ATPは切られていました。
また、東芝製の車両統合管理装置(TCMS)がが搭載されて
おり、各種警告を発する他にもブラックボックスの機能
を持っていました。
この脱線事故で、台湾鉄道が車両を納入した住友商事など
に約24億円の損害賠償を求めた訴訟しました。
しかし、台北市の地裁は、住友商事など賠償責任はない
として請求を退けました。
原告側の台湾鉄道における訴訟で、車両の不具合など
が事故につながったと主張していました。
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