パイロットが話に夢中で墜落事故
パキスタン国際航空8303便墜落事故は、2020年5月22日に
発生した航空事故です。
パキスタン・ラホールのアッラーマ・イクバール国際空港
から、カラチのジンナー国際空港へ向かっていたエアバス
A320が国際空港から1km手前の住宅地に墜落しました。
乗客の97人が死亡し、2人の乗客は生存していました。
搭乗していた乗客は、51人の男性と31人の女性と
9人の子供でした。
さらに、事故から10日後には、火傷で重傷を負って
入院していた住民の10代女性が死亡しました。
事故の原因については、、機長と副操縦士がコロナ禍の
話しに夢中になり、集中力を欠いており、管制官の無線を
無視したことが事故につながったと報告されています。
目的地であるジンナー国際空港に着陸態勢で降下を
始めました。
順調にジンナー空港に近付いていたところ、8303便は、
管制官から指示された指定高度とスピードをはるかに
越えた状態で飛行を続けていました。
実際には、管制官の指示した高度よりも2倍以上の高度
を飛行していました。
しかし、この時点で2人のパイロットは高々度飛行している
ことに気づいていませんでした。
ここで、あまりにもスピードがオーバーしていることに
気づいたパイロットは、スピードブレーキを使用して
減速操作を行いました。
そして、着陸するために車輪を出したのですが、何を
勘違いしたのか、車輪を再び機内に格納してしまいました。
8303便は、ここで車輪が出てない状態で着陸をしようと
しました。
このため、エンジンが地面に接触して火花を出しました。
パイロットはすかさず着陸を取りやめて高度を上げようと
したのですが、エンジントラブルで推力が上がらず、
ついには、機体は民家に突っ込んで行きました。
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