オハイオ州列車脱線事故
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2023年2月3日、アメリカ・オハイオ州イーストパレスチナ
で50両もの列車脱線事故が発生しました。
脱線した貨物列車は、アクリル酸ブチルやクロロエチレン
2-ブトキシエタノールのような危険物を積んでいて、流出
による環境汚染が心配されました。
この脱線事故により、数日間も火災が続いていました。
このまま火災が続けば、爆発の恐れがあるため、事故現場
の周辺に緊急避難命令が出されました。
ある車両で急激な温度変化が起こったことにより、爆発と
破片飛散の危険があるということです。
ここで、制御燃焼が行われたために、ホスゲンや塩化水素
などを含んでいるガスが空中に放出されることになりました。
反対に、これらのガスが放出されることにより、3500匹の
魚が死んだということです。
ここで、塩化水素、一酸化炭素濃度などを検査した結果
いずれも基準未満であったため、人的な被害はありません
でした。
しかし、デワイン州知事は念のためボトルの水を飲むように
呼びかけています。
その後、大気質や水質の測定値に何も問題がなかったことから、
8日には、避難命令は解除されました。
米国家運輸安全委員会(NTSB)によると、脱線事故の原因は
鉄道車両の中の1台の台車のに機械的な欠陥があり、車軸
が火花を散らしていたとの報告があります。
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