イギリス輸送機の急降下事故
広告
2014年2月14日に、イギリス空軍のボイジャー空中給
油輸送機 A330 「ZZ333」がトルコの 黒海上空を巡航中
に急降下する事故が起きました。
この事故は、イギリスのブライズノートン基地と
アフガニスタンのキャンプ・バスチオンを直行する
便で発生しました。
トルコ上空3万3,000フィートを巡航していたA330
が、27秒間、4,440フィート降下しました。
この降下の原因は、機長の一眼レフカメラが、サイド
スティックとアームレストの間にはさまって起きた
可能性が高いとされています。
MAAの調査では、過去にA330で同様の問題は生じてなく、
機長が座席を移動うる記録やカメラの使用状況などから、
カメラが挟まったことが原因であると、ほぼ断定して
います。
このとき、副操縦士はコクピットを離れてギャレーに
いたのですが、急激な機首下げと無重力状態に襲われ
天井に頭を打ち付けてしまいました。
さらに、他の兵士も軽傷を負うことになりました。
ここで、副操縦士がコックピットに戻ってから、機長と
自動操縦を解除してサイドステックを引いて、スラスト
をアイドルに戻すことにより、機体は水平飛行に戻り
ました。
これ以上の大きなトラブルもなく、そのままトルコの
インシュルリク基地に着陸しました。
Sponsered Link
「航空機事故」カテゴリーの関連記事