ヒヨコがコモドドラゴンに
コモドドラゴンがいる周りをヒヨコがウロウロしている。
ヒヨコは相手がどのようなものかを知らないのであろう。
コモドドラゴンはヒヨコの横を素通りすると
急に向きを変えて、ヒヨコを捕らえる。
ヒヨコはあっという間に丸呑みされてしまった。
コモドドラゴンの生態
コモドドラゴンは、別名でコモドオオトカゲと言われて、
インドネシアのコモド島のみに生息している。
最大の全長は3メートル以上にもなり、
体重は160キログラム以上のものもある。
体重の計測については、食物が体内に
あるかないかにより変わる。
コモドドラゴンは、幼少の頃は、木に登ったりする。
これは、大人のドラゴンに食べられてしまうからである。
コモドドラゴンは、朝方のまだ薄暗いうちから日光浴して
体温を上げた後に活動する。
主に食べるのは、野生の水牛やヤギ、イノシシ、シカ、ウシである。
このように大型の哺乳類を食べることが多いが、
他にも、鳥類、コウモリ、ヘビ、ウミガメなどの
小動物も食べたりする。
さらに、ワニの卵や動物の死骸も、ためらうことなく食べる。
ドラゴンが子供の頃は、昆虫やヤモリ類を食べたりする。
人間の大人の男性でも、ドラゴンに食べられたという
報告がある。
コモドドラゴンが獲物を捕獲する場合は
茂みに隠れて獲物を待ち伏せして
奇襲で襲う戦法を得意としている。
ドラゴンは、毒を持っていると言われるが、
実際には、唾液の中に多くのバクテリアが常駐していて
これに感染すると、敗血症になって死に至ることになる。
襲われる獲物に比べて、コモドドラゴンは持久力があるため
足が速いわけでもないのに、ひたすら獲物にいつまでも
追いかけていくのである。
水牛のような大型の哺乳類でも、一度噛まれると
体内に毒がまわって、ドラゴンからは逃げ切れなくなり
最後は捕食されてしまう。
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