院内感染とは
入院中に院内感染すると肺炎のように致命的になる
院内感染とは、病院内でウィルスや細菌などの病原体により
感染することです。
通常の場合は、入院してから3日以上が経過して発病した場合を
院内感染とみなされています。
病原体には、インフルエンザ、サルモネラ、病原性大腸菌O-157
などがあります。
ただし、病原体が身体に付着しただけの状態は、感染ではなくて、
病原体が体内の組織に侵入してきて、炎症反応を引き起こしたら
感染したことになります。
患者が何らかの病気で入院することになったことにより、
自分の症状とは関係のない院内感染をするなんて、普通は
思いもよりません。
もしも、院内感染したら、入院中の患者にとっては、残念で
なりません。
ある例として、骨盤骨折で入院することになった患者が、
全く関係ない院内感染により肺炎になり、その肺炎が原因で
ついには死に至ったことがあります。
病院側での院内感染の対策としては、ガウンや手袋などを着用して
手洗いをして、入院患者に院内感染を起こさないように防御します。
採血検査のときでさえも、看護師が手袋を着用して万全の対策を
講じます。
これらの対策によって、感染するような病原体を持っている患者
からの感染の経路を遮断しようとしています。
院内感染の予防としては、接触感染、空気感染、飛沫感染の3つが
あります。
接触感染に対する予防は、手洗いをして手袋などを付けて、
患者がものに触れて感染するのを防ぎます。
空気感染の予防では、病原体が外部に漏れるようなことのないように
個室に患者を移し、患者に近づく場合はマスクを装着します。
飛沫感染の予防では、咳やくしゃみで飛び散るしぶきを防ぐために
患者に近づく場合は、マスクや手袋などを着用します。
「HOME」カテゴリーの関連記事