声帯ポリープ
声帯ポリープは大きな声を出す人にできやすい
声帯ポリープとは、のどぼとけにある声帯に、ポリープ
という膨らみができる病気です。
声帯は発声に関係する器官であり、左右にある2本の
ひだを動かして中を通ってくる空気を振動させることで
声を出しているのです。
そのため、ここにポリープができてくると、ひだを閉じたり
空気を振動させたりする機能が働くのが困難になり、声の発声
にも影響を与えることになります。
通常は、ポリープは左右のひだのどちらか一方にできる
ことになります。
もしも片方のポリープが大きくなったりすると、片方にも
ポリープができやすくなります。
このポリープを長期間にわたって治療を受けずに放置しておくと
ポリープが次第に大きくなっていきます。
声帯ポリープができる原因としては、ノドを頻繁に酷使したり
すると、声帯が炎症したりします。
声を出し過ぎるとか、無理やりな発声をしたり、または、風邪を
ひいたりするとノドに炎症が生じてきます。
この炎症が生じた状態で、さらに無理に声を出し続けると、
声帯の粘膜には充血が起きてきます。
そこからさらに進展すると、粘膜の血管が破れて内出血を起こして
ポリープができることになります。
ナレーターや歌手、教師などのように、日頃から大きな声を
出す機会が多い人は、声帯ポリープになりやすくなります。
症状としては、ノドの奥のに異物が詰まっているような、
違和感を感じるようなことが、初期症状で現れてきます。
声を出すときに、いつもよりも特に疲れを感じるように
なったら、注意が必要です。
検査方法としては、喉頭ストロボスコピー、喉頭ファイバースコピー
の検査により、声帯の状態を詳しく調べることができます。
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