ライオンが子供を殺す
Sponsered Link
ライオンの子供殺しは自分以外の遺伝子を増やさないため
人間とは違い、生存競争の激しい動物の世界では
優秀な遺伝子を残したい気持ちからときには、
自分の子供に対してさえも冷酷な行動をとります。
ライオンは縄張り意識が高いために、常に群れを作って
行動しており、メスが狩りを中心に動きまわります。
オスは、何もせずに、ただゴロゴロしているだけで、メスの
狩った獲物を真っ先に取りにいくのです。
ライオンは、リーダーであるオスとメスと子供の
群れを作っています。
しかし、その群れの中に別の若いオスがやってきて
家族のオスが追い出さて、世代交代を起こしたりすると
新しいオスは、以前のオスのリーダーの子供をすべて
殺してしまいます。
これは、自分以外の遺伝子を増やしたくないからです。
母親のメスは、このことに対してどうすることもできなくて
ただ、黙って見守るだけで、何もしません。
子供がいる限り、メスのライオンは発情したりしないから
子供が殺されてしまうのです。
子どもへの哺乳が止まることでホルモン分泌が変わって
いきます。
だから、子どもを失うことによって、また発情が起きて
くるのです。
メスにとっては、より強い遺伝子を残すためには仕方ない
と思っているのでしょう。
ライオンの死因を調べると、ほとんどが、ライオン同士の
殺し合いによるものであると言われています。
Sponsered Link
「動物の知識」カテゴリーの関連記事