ブタとガチョウ
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ブタの世界にもいじめがある
ある動物の飼育場には、ブタとガチョウの柵が隣り合わせに
なっていました。
豚小屋には何匹かの大人と子供のブタがいました。その中の
子豚の1匹が他のブタたちに突かれていじめられていました。
子豚は、たまらず豚小屋の柵から抜け出して、ガチョウのいる
柵までやってきました。
それほど高くない策を子豚はとび越えて、ガチョウの群れのいる
ところに入り込んで行きました。
もはや、子豚は行き場がなくなり、もとの場所にもどるわけには
いきません。
ガチョウたちは、最初のうちは子豚を口ばしで突いたりしています。
これが、子豚に対する攻撃か愛情表現かはわかりません。
やがて、子豚はガチョウの仲間たちのところで、エサも一緒に
食べることになりました。
人間が集団で生活していると、「いじめ」が起きるように、ブタの
世界でもいじめがまれにではあるが発生しています。
通常の状態なら、10匹以上のブタの集団の中においては、仲良く
しています。
しかし、一旦いじめが始まると、それはそれはかなり悲惨な状態に
なります。
同じ場所に監禁されているいるブタたちは、いじめを受けても逃げる
ことはできません。
だから、もしも「いじめ」の光景をはっけんしたならば、人の手によって
ほかの場所に隔離します。
いじめ対策のための隔離専用の部屋が用意されていて、ここでは
お互いにいじめられた同士の数頭が共存しているだけなので、
仲良くしています。
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