世界最小のイタチ
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イイズナとオコジョとは別のイタチ仲間
イイズナは、北米、北アフリカ、ユーラシア大陸中部から
北部に広く生息している世界最小のイタチです。
日本においても、北海道、秋田県、青森県、岩手県に生息
しています。
イイズナのオスは、しっぽを除いた胴体の体長が20cm前後
あり、メスはそれよりもやや小さくなります。
イイズナは、体形がイタチの仲間のオコジョに似ているが、
染色体構成は大きく異なっています。
イイズナはしっぽも含めて白色ですが、オコジョのしっぽの
先端は黒くなっています。
オコジョの黒い尾の先端だけは一年中変化がありません。
しかし、イイズナとオコジョともに同じように、毛色は、
夏毛と冬毛で異なっていて、夏毛は褐色に、冬毛は白色に
変化します。
イイズナは、草原や山地などに生息するが、オコジョは
標高1200m以上の山地に生息するのが一般的です。
世界最小のイタチではあるが、気性は荒くて、動きも機敏です。
イイズナの食べ物は、主にネズミであるが、他にも昆虫類、
両生類、小鳥、さらに死肉も食ベます。
体形が小型のために、ネズミの巣穴に侵入することに適して
います。
最近は住宅が拡大してきて沼地や森林が減ってきたために、
生息する範囲が狭められてきました。
日本に生息するイイズナに関しては、北海道と青森に生息して
いるイイズナは、染色体の構造が各々異なっています。
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