動物の寿命
鶴は千年・亀は万年という寿命はウソ
我々人間の寿命は、約80年であると言われています。
人間以外の動物では、1日程度の短命な動物もいれば
数百年を生き続ける動物や、永久に生き続ける動物もいます。
鶴は千年・亀は万年と言われていますが、実際には、
野生の鶴なら、せいぜい30年程度です。
また、動物園などで飼育されている場合でも、長生きしても
50年程度です。
亀の中でも、ゾウガメの寿命は、多くが100年以上も
生きています。中には、200歳近くまで生きたものもいます。
セミの幼虫は、土の中では意外にも、6年間も生きている
のですが、これが成虫になり出すと、わづか1週間で
死に絶えてしまうのです。
しかし、実際のセミは、もしも、鳥やカマキリや人間などに
襲われなければ、3週間ほどは生きられます。
セミは、夏の昆虫でありながらも、暑さには弱いようです。
だから、涼しい9月頃に成虫になったセミは、1ヶ月以上も
生きていることが確認されています。
ベニクラゲには、寿命というものは存在しません。
クラゲでありながら、体長が10mmほどのという非常に
小さいクラゲです。
ベニクラゲは年をとってくると、ポリプという状態になって
不思議なことに、再び幼生として生まれ変わるのです。
言いかえると、年寄りが急に赤ん坊になって、また
生まれ変わってくる奇妙なクラゲなのです。
世界で長寿な貝として注目を集めたのが
アイスランド生まれのホンビノスガイという貝です。
推定で507歳と言われていて、10cm以上にも
成長するような大型の貝でした。
ホンビノスガイは、欧米ではアサリやハマグリと
同じように、食用にもされています。
ホンビノスガイは、海岸に近い泥や砂のある
水深12メートル程度までの海底に生息しています。
酸素欠乏や低塩分に対する耐性があるため、
アサリやハマグリが生息できないようなな水域にも
生息しています。
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