航空魚雷
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航空魚雷は、雷撃機やヘリなどの航空機から投下できるように設計
されている魚雷です。
この航空魚雷は、第一次世界大戦で初めて使用されて、第二次世界
大戦では広範囲に使用されていました。
現代においては、対潜水艦用に使われる航空魚雷以外は、ほとんどが
空対艦ミサイルに代行されています。
航空魚雷は、航空機に搭載されることから、潜水艦などに搭載されて
いる魚雷に比べて、小型軽量になっています。
航空魚雷による最初の成果については、1940年11が11日の夜に
イギリス航空隊の複葉機であるソードフィッシュがタラント空襲時に
おいて、3隻のイタリア戦艦を撃沈しています。
九一式魚雷は、旧日本海軍で使われた航空魚雷であり、九七式艦上
攻撃機などに搭載して真珠湾攻撃でも成果をあげています。
九一式魚雷は、水中突入時に飛散する木製の空中姿勢安定板を尾部に
装着しています。
真珠湾の浅瀬の海上に魚雷を投下するには、できるだけ魚雷の重量を
軽くするために木製のものを使う必要がありました。
さらに、魚雷のローリングを安定制御するために、角加速度制御
システムを備えていました。
これらの装備により、九一式魚雷は、真珠湾のような浅い軍港で発射
できるようになっていました。
九一式航空魚雷は、高度20メートル、速度が33 km/h で、投下して
います。
直径が450mmあり、水中での走行速度は78km/h で航続距離は
1,800メートル前後です。
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