軍艦三笠
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三笠は、イギリスのヴィッカース造船所に発注した
敷島型戦艦の4番艦にあたる戦艦です。
進水後、イギリス南部の都市であるサウサンプトンで
日本海軍への引渡し式が行われました。
このときの建造費用は船体が88万ポンド、兵器が
32万ポンドでした。
この三笠は、日露関係が悪化してきたため、明治36年
(1903年)12月に、連合艦隊に編入されて、その
旗艦になりました。
この軍艦三笠は、現在でも神奈川県横須賀市に残されて
公開されており、日本では世界の三大記念艦の一つと
されています。
三笠は、全長が12メートルで、その装備は、
40口径30cm砲が4門と40口径15cm砲の副砲が
14門です。
日露戦争では連合艦隊旗艦を務めていて、連合艦隊司令
長官の東郷平八郎大将らが乗船していました。
1905年(明治38年)5月末に、軍艦三笠を旗艦とする
連合艦隊が、日本海において、ロシアのバルチック艦隊と
交戦して、勝利をします。
大正時代になると、三笠は北方警備に従事するために
シベリア出兵をします。
1921年(大正10年)には、戦艦から戦闘用艦艇の一種
である海防艦に類別が変更されることになりました。
それから、三笠はワシントン海軍軍縮条約により除籍
されて、横須賀で記念艦となりました。
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