アッツ島の戦い
アッツ島の戦いは、太平洋戦争中の1943年5月12日に
アメリカ軍のアッツ島上陸によって開始された日米の戦闘です。
アメリカ軍は、日本軍に奪われた自国の領土のアリューシャン
列島を奪回するために、アッツ島上陸を開始しました。
アメリカ軍の兵力は、戦艦3隻、護衛空母1隻、巡洋艦6隻、
駆逐艦19隻とさらに、輸送船5隻からなる部隊です。
アメリカ軍は、戦艦3隻でアッツ島の日本軍守備隊に対し
艦砲射撃を行いました。
当時は、日本陸軍がアッツ島を防衛していたが、兵力も防御する
ための施設も不十分でした。
また、近くにいた日本海軍の第五艦隊もアメリカ艦隊に対して
適切な反撃を行うことができず、アッツ島への補給や救援にも
失敗しました。
連合艦隊は、空母機動部隊と大和型戦艦の主力艦部隊を日本の
横須賀に集結させていたものの、アッツ島への反撃をしません
でした。
そして、このアッツ島を今後も守り続ける意味がなくなった日本軍は、
アッツ島とキスカ島の確保を断念することになりました。
そこで、5月20日に大本営はアッツ島の放棄とキスカ島からの
撤退を発令しました。
アッツ島に留まっていた日本軍の守備隊は、上陸したアメリカ軍と
17日間もの激しい戦闘して、日本軍は5月29日に玉砕しました。
「太平洋戦争」カテゴリーの関連記事