ベルリンの戦い
ベルリンの戦いは、第二次世界大戦末期の1945年4月16日の
赤軍のゼーロウ高地攻撃開始から始まる戦いです。
さらに、アドルフ・ヒトラーの地下壕での自殺、国会議事堂の陥落、
ベルリン防衛軍司令官ヘルムート・ヴァイトリング大将の降伏へと
続きます。
ゼーロウ高地の戦いは、ベルリンの戦いにおける前哨戦であり、
戦いは4日間行われています。
第1白ロシア方面軍の配下の約100万の将兵が、ドイツ国防軍の
10万の将兵が守るゼーロウ高地を攻撃しました。
ゼーロウ高地のドイツ国防軍の兵力は、戦車が500両以上、
340門の大砲、400門の対空砲を所有していて、総勢で
141師団の戦力でした。
戦闘の最初は、何千もの大砲、カチューシャロケット砲よる砲撃、
さらに、重爆撃機による爆撃でソ連赤軍の攻撃が始まりました。
予想に反して、ソ連軍はドイツ軍の防御砲火を受けて多大な被害を
出しました。
しかし、最終的には、4日間の攻防戦において、ドイツ軍はこの戦いで
敗退することになりました。
次に、ソ連軍はベルリン市内に突入して市街戦が開始されました。
ここでは、国会議事堂の周辺で激戦となり、ソ連軍は次第にベルリンの
市の中心部を制圧して、ベルリンのドイツ軍守備隊は5月2日に降伏
するに至りました。
これよりも以前に、ヒトラーは、総統の地下壕で自殺していました。
ヒトラーの遺書には、さらに戦いを継続するようにと記されて
ありました。
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