競輪での死亡事故
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2012年7月7日に開催された神奈川・小田原競輪9Rで
40歳の坂本照雄選手がレース中の事故で死亡しました。
坂本選手は、最終周回中に4角付近で落車している選手を
避けるために内側に進路を変えて、そのまま緩衝マットが
巻かれた写真判定用ミラーボックスに激突しました。
坂本選手は、意識不明になり、競輪場に待機していた看護師
の心臓マッサージと治療を受けながらの状態で小田原市立病院
へと搬送されたのですがそのまま死亡しました。
死亡の原因は、外傷性心肺不全とみられています。
競輪レース中での死亡事故は、他にも、2010年2月15日に
広島競輪において、虚血性心疾患により急死した事故があります。
また、2008年9月11日には、一宮競輪7Rで落車による
死亡事故が起きています。
このように、競輪では、レース中や練習中の落車による事故が
起きることがしばしばあります。
競輪レースでは、スピードは時速50~80kmほどになりますが、
競輪用の自転車にはブレーキが付いていません。
だから、自転車を止めるときにはペダルを逆回転させて速度を
落とします。
しかし、急に止まることはできず、一気に減速する操作も困難な
構造になっています。
このように競輪であるから避けられないような事故は当然あり得る
ことになります。
レース中に、他の自転車と接触したり、落車した自転車に衝突
するような事故は頻繁に起きているようです。
さらに、競輪の自転車の場合は、足のシューズとペダととが固定
されていることから、落車でもすると選手も自転車といっしょに
転がってしまいます。
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