瀬戸内シージャック事件
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瀬戸内シージャック事件は、1970年5月12日から13日に
かけて、愛媛県と広島県との間の瀬戸内海で起きた旅客船乗っ取り
事件です。
犯人が、停泊中の愛媛県の旅客船「ぷりんす号」に乗り込んで来て
船長をライフルで脅し、乗客44人余りを人質にとってシージャック
しました。
その後、乗客は「ぷりんす号」が燃料を補給するときに釈放された
が、船員7名だけは釈放されずそのまま残されました。
犯人は、興奮状態にあり、ライフル銃を連発で威嚇射撃し続け
ました。
これでは、人質がいつ殺されるかわからない状況であったので、
ついに、警察は犯人を狙撃することになりました。
当時は、警察官が犯人を狙撃して、射殺することで人質を救出して
解決した事件として知られるています。
この犯人への射殺については、賛否両論が話題になりました。
このことについて、世論の意見は様々であるが、大体においては、
やむを得ない措置だったという意見が多かったようです。
狙撃の瞬間は日本テレビ系列の広島テレビ放送のカメラによって
記録されていて、犯人が崩れ落ちる衝撃的な映像がはっきりと
残されています。
この事件後に、広島県警の本部長は、広島県議会警察商工委員会に
おいて、「右腕を狙うように警察官に支持したが、弾丸が左胸に
命中してしまった」と答弁しています。
最初から、射殺までしようとは考えたいなかったと言っています。
本事件においては、関西と中国地方の警察官が1000人以上も
動員された大がかりな事件であり、同時にマスコミも危険を顧みず
現場に駆け付けていました。
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