高速バスジャック事件
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西鉄バスジャック事件は、2000年5月3日に発生したバス乗っ取り
事件です。
佐賀第二合同庁舎発の西鉄天神バスセンター行きの西鉄高速バスは、
定刻通りに佐賀第二合同庁舎を出発しました。
予定なら14時6分には、西鉄天神バスセンターに到着することに
なっていました。
ところが、発車の30分後に、九州自動車道の太宰府インターチェンジ
付近で刃渡り約40センチの牛刀を持った17歳の少年が運転手に突き
つけて、バスを乗っ取りました。
少年は、終点の西鉄天神バスセンターには行かずに、九州自動車道を
しばらく走行するように運転手を脅し続けていました。
バスはカーテンが閉められて、山口県の山陽自動車道に達するまでの
途中で、乗客3人を切りつけました。
そして、その中の2人が負傷して、女性1人が死亡しました。
このように人質が死亡したのは、日本のバスジャック事件においては
初めてのことです。
バスが、関門橋と中国自動車道に入った時点で、山口県警が事件のこと
について知り、警察が追尾を開始しました。
途中で、バスが減速したところを1人の乗客は警察に救出されました。
この頃には、すでに各社もマスコミ事件の報道を開始しており、この
1人の男性乗客が救出される瞬間はテレビでも中継されています。
事件発生から15時間が経過した4日の早朝の午前5時過ぎに、15名
のSAT隊が突入して、少年を取り押えました。
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