エジプトで列車脱線事故
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2021年4月18日に、エジプトの首都カイロ北郊で、列車が脱線する
事故があり、11人が死亡、98人が負傷しました。
この事故は、カイロから北部マンスーラに向かっていた列車の車両4両
が脱線したものであり、事故の原因は明らかになっていません。
この事故で、運転士と鉄道職員らが拘束されることになりました。
現地の映像によると、大きく線路を外れた車両や横倒しになった車両の周
りを大勢の人々が取り囲んでいて、列車内に取り残された人たちを助けて
いる様子が確認できます。
事故を目撃した男性に聞いてみると、脱線した車両の下にはまだ人がいる
が、助け出すことができず、度重なる列車の事故が相次いで起きて、嫌気
がさしていると言っています。
現地の日本大使館からの報告によると、この事故においての日本人がけ
がをしたという情報は入っていないようです。
エジプトにおいては、列車事故がたびたび発生しており、3月には
20人以上が死亡する事故が起きたばかりでした。
この3月の列車同士の衝突事故の事故の原因は、列車の運転席に運転士
と助手がいなかったことであることが判明しています。
さらに、信号塔で監視している係員から麻薬が検出されるなど、運行に
関してずさんな実態が次々と明らかになっています。
車両の老朽化や維持管理の不備に加えて、人的ミスとみられる列車事故が
頻繁に起きているため、政府や鉄道当局に対策を求める声が強まっている
のも事実です。
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