アイガー北壁の事故
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アイガーは、標高が3,970mのスイスを代表する山
であり、ユングフラウ、メンヒと並んで有名です。
アイガー北壁は、高さが1,800mの岩壁であり、
グランド・ジョラスの北壁、マッターホルン北壁とともに、
困難な三大ルートの1つとして知られています。
1934年に、ドイツの2人の登山家が、史上初のアイガー
北壁に挑戦したが、標高2,900m付近から滑落して死亡
しました。
1934年から25年間においては、67名が、アイガー
への登頂に成功しているが、15名の死者が出ています。
アイガー北壁の登山事故としては、トニークルツの遺体
回収事件で有名です。
アイガー登山の初期の頃には、技術面でも機材面でも、
十分な準備は整っていませんでした。
スチールザイルによる救助方法も当時まだ知られて
いませんでした。
当時のアイガー登山は、グリンデルヴァルトの村人にとって
タブーとされていて、事故を起こすのは登った人が悪いか
らだという考えでした。
アイガー北壁はすでに何百もの登山隊が登ったとはいえ、
その魅力はいまだ消えていません。
観光客にとっては、グリンデルヴァルトからアイガー北壁
の登山状況を直に観察することができます。
最近では、アイガーにおける救助技術は大きく進歩していて、
厳しい状況下の救助活動もヘリコプターのおかげで可能に
なっています。
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