福知山の線脱線事故
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JR福知山線脱線事故は、2005年(平成17年)4月25日に
JR西日本の福知山線の塚口駅と尼崎駅間で起きた列車
脱線事故です。
この事故で、乗客と運転士合わせて107名もが死亡し、
562名が負傷するという大惨事になりました。
兵庫県尼崎市にある福知山線塚口駅と尼崎駅の間の曲率
半径304メートルある制限速度70km/hの右カーブ区間
を列車が走行していました。
7両編成の列車は、この区間を制限速度をはるかに超えた
116km/hの速度で突っ走っていました。
その結果、列車の前5両が脱線して、その中の前4両は
線路から完全に逸脱しました。
先頭の2両は、線路脇にある分譲マンションの駐車場と外壁
に激突しました。
実際には、脱線の原因は、急カーブを制限速度以上で進入
したことにより、まづ先頭車両が脱線し、この直後に
急ブレーキをかけたため、車列が折れて、連結器部分で
折り畳まれるようになったために、側面から玉突きになる
ことにより、被害が大きくなったと推測されています。
このようにして、車体が線路から逸脱するほどの走行速度での
事故のため、その衝撃は大きく、乗客のほとんどの669名が
死傷する最悪の事故になりました。
この事故の後には、曲率半径304メートルの区間の制限速度
を70 km/hから60 km/hに変更し、手前の直線区間も
120 km/hから95 km/hに変更しました。
激突したマンションに住んでいた住民に対しては、倒壊する
恐れもあるため、JR西日本がホテルなどを用意して避難
させました。
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